仁科 綾

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
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発売日: 2003-12
発売元: 二見書房
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「うつ みんなで分かちあえば、もっと楽になれるよ―うつ病を克服した私から、いま苦しんでいる貴方へ」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「うつ みんなで分かちあえば、もっと楽になれるよ―うつ病を克服した私から、いま苦しんでいる貴方へ」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「うつ みんなで分かちあえば、もっと楽になれるよ―うつ病を克服した私から、いま苦しんでいる貴方へ」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
うつ みんなで分かちあえば、もっと楽になれるよ
一通り読んで、あまり役に立ったとは思えない内容だった。
彼女は学生で彼氏の理解と介抱の環境という設定で、社会人のうつ病の対策等には、あまり参考になるとは思えなかった。社会人の方が購入するのは、あまりお勧めできない内容と思う。うつ病にかかった女子学生のエッセイと思ってよめばいいかもしれない。
うつ病の患者さんの周囲の方にも是非読んで頂きたい。
この本は、うつ病患者の気持ちや身体の状態がどのようになっているのか、専門用語を使わずに実によく書かれていると思います。
うつ病と言う病気は、患者がどのような苦しみや悩みなどを感じているか、第三者の目からはなかなか分からないものです。
この本は、第三者のそういう疑問に答える良書だと思います。家族、親族や親しい友人にうつ病の人がいる場合に患者の周りの方に読んでいただきたい本です。
患者さんは、できれば完治してから読んで、「私もこんなことを感じていたなぁ」とか「同じ苦しみをしていた人がいるんだ」というくらいに
読むと良いと思います。患者本人にも周囲の人にも、読んで損はない良書です。是非ご一読してみて下さい。
休息を肯定してくれる患者さんの味方です
鬱病に関する本は,たいてい「投薬して,安静にしていれば
必ず治る」というのが要旨で,それは間違っていないと思う。
しかし患者さんや周囲の人が真に必要としているのは,
もっと実務的なことだと思う。例えば,「学校・会社は
どうすべきか」,「同僚や先生に告げるべきか」,
「留年しそうなんだけど」,「友達が気持ちを分かって
くれないんだけど」etc....
そういった疑問やニーズにこの本は答えている。
鬱は,脳に癒しを与えるセロトニンというホルモン
の不足が原因とされている。著者はその事実に
基づいて,ややもすると「気の持ちようで治る」
と言われてしまう鬱病をれっきとした「脳の疾患」
と定義し,患者に充分な休息を取ることを
促がしている。
こういった見方は,まだ社会一般には広く
普及していないので,(私自身も鬱が治ってきた
頃に読んで納得できたので) 貴重だと思う。
4章の「心の傷」は発病を誘発した人間関係の
描写がドロドロとしているので調子の悪い
時はお奨めできないが,全体的に見て
治療のための休息を肯定しているし
今現在,鬱で悩んでいる方は勇気付けられる
と思う。
