青木 延雄

定価: ¥ 840
販売価格: ¥ 840
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発売日: 2000-03
発売元: 中央公論新社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「血栓の話―出血から心筋梗塞まで (中公新書)」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「血栓の話―出血から心筋梗塞まで (中公新書)」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「血栓の話―出血から心筋梗塞まで (中公新書)」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
難しい
面白いけど、血栓てなんだろう?と思う一般人が手を出して、
簡単に理解できるとは思えません。
歴史から語っていますから、逆に初心者には混乱してしまうかもしれないからです。
医学部や医系の学生に丁度いいレベルかもしれません。
しかし、内容は、教科書とも違う、本格的にいいものですよ。
血栓症って?
最近、血栓症が話題だ。
飛行機に長時間乗っていると、なぜ血栓症になるのか?
年を取ると、血栓症になるのは何故か?
この疑問に対して、高校生物を習っただけの知識では、全く答えられない。
この本では、何故血液が固まるのか、その分子機構を、実体験のレベル(例えば、かさぶただって一種の血栓)から、もっと細かいたんぱく質分子のレベルまで、広範囲に著者は語ってくれている。
もちろん、読んでも分からない、という人はいるだろうが、医学書を紐解いてみても、もちろん分からないのだから、血栓症という病気に興味を持った人に最初に勧めることの出来る一冊である、と思う。
また、医学部に入学して、なんにも基礎が分からない、という学生さんでもおそらくすらっと読めるに違いない。もちろん、情報も豊富だ。
高齢化社会の中で、自分が血栓症になるかも、って考えている人、一度手にとってみては?
