プロ野球名語録―勝つ、打つ、守る、そして徹するはお薦めの一冊です。
この世界を極めたいと思うなら是非、一読をお薦めします。
読むほどにこの世界に対する新しい理解が得られること請け合いです。まぁ、私がお薦めする理由もそこにあるのですけど・・・
難しく考えることなく気軽に読めて、それでいて読後のあなたの役に立つこと請け合いです。
レビューを拝見しても総じて評価の高い一冊のようです。あなたの理解を深めるためにも是非とも一読をお薦めするものです。
「―いいか大杉、あの月に向かって打て―」
ひとつの名言、迷言、暴言につき2ページ。いつものとおり、実際にその現場にいたかのように、“脂汗をかきながら”いつもの近藤節で紹介した一冊。
150余の名語録が紹介されている。有名な、二出川審判の「私がルールブックだ!!」、川上哲治の「ボールが止まって見えた」といった名言は勿論収録されている。隠れた名言みたいなものあった。でも、それって名言でもなんでもないだろっ、と突っ込みのひとつも入れたくなるようなものもあったが、まぁそれもご愛嬌。総じて、昔の人の方が簡潔でわかりやすい名言になっているようだ。
なかでも、一番好きなのは、飯島滋弥東映コーチが打席に入る大杉勝男に耳打ちした「あの月に向かって撃て」だ。昭和43年の出来事なのだが、古きよき時代のおおらかさ、大杉と飯島の師弟関係がうかがえる素晴らしい一言だと思う。このエピソードはずっと以前から知っていたのだが、しばらくぶりにこのエピソードを読んでもしみじみいいなぁと思う。
クドサや人生訓が満載の近藤節は、今の時代の選手のエピソード紹介にはそぐわないと感じるのだが、古い時代の選手のエピソードを紹介する分にはOKだ。たった今見てきたかのような近藤節。好き嫌いは別にして、やっぱり貴重な存在です。
言葉の重み
1996年の発刊ですから、随分古いですが我々の年代の者にとっては、そうだったと思い出す事が多いです。134人の勝負師の言葉の重みを感じます。あの頃の選手は、一途な求道的な人が多かったのでしょうか。計算も無く、それを記者が解釈してネタに下きらいはありますが、なかなか深く重いです。近藤唯之流の思い込みが多いですが楽しめます。
プロ野球の住人たちのコトバ
この本はその時代を生きていた人が読めば「あんなこともあった、こんなこともあった」と懐かしく当時を思い出すであろうし、私のようなその時にあった事件や状況を知らない人が読めば「こんなことが起きて、こんなすごい人が野球界にいたんだ」と感嘆すると思います。現在監督をやられてたり今も野球界の住人である人の名語録もあるので今の野球人にしか興味のない人でも楽しめると思います。

