小谷野 敦

定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 342790位
おすすめ度:

発売日: 1999-12
発売元: 新曜社
発送可能時期: 通常3~5週間以内に発送
好きなものは好きでいいじゃないか!といきなり結論出してしまうのですが‥
江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つって読みました?結構すごいでしょ。いや凄いって言い方がいいのか悪いのか、わかりませんが、江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つの評価って私の場合どうも、こうなんていうか言葉にならんのです。
なので、冒頭のような結論を先に吐いちゃうのです。
江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つって好き嫌いで論じていいのかどうかわかりませんが、まあ個人的意見ですから許してやってくだされ。
でも、私は面白いと思うけどなあ。
ごく私的な意見かもしれないけれど、ちょっとしたところに「お!」と思うような発見があったり、
「へえ」と思うような一文があったり、著者の小谷野 敦の力量が、そこここに現れています。
江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つはそんな部分もあったかと思うと、全体的に一本の筋もしっかり通っています。
そういう意味では、江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つはとてもバランスの取れた本なのじゃないかと思います。
だから、いい意味で失敗が無い本だと思ったりもします。こいつはオススメですよ。
やや読者を選ぶ本
本書で著者の言う「江戸幻想」というのは、「西洋『近代』を否定したいがために、日本の『近世』(の特に性文化)を、バランスを失して(ときには史実を捻じ曲げてまで)持ち上げようとする一連の動き」のことを指しています。
ただ、本書の批判は、細かい史実の検証が主で、「恋愛の超克」のようなセクシュアリティの本質論に踏み込んだ議論はあまりありません。したがって、私のように、「江戸幻想」にはまったこともなければ、歴史や近世文学にもそれほど興味のないものにとっては、やや物足りない本でした。
もちろん、このような見方は著者からすればないものねだりで、歴史や文学そのものに興味のある人にとっては、きっと面白い本なのでしょうし、もちろん、現に「江戸幻想」にはまっている人にお勧めしたい本です。
